5月にボクシング・WBAバンタム級王座に挑戦し3階級制覇を目指す井上尚弥選手。ここにきて、世界の強豪選手がトーナメントで「真の王者」を争う「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ」(WBSS)に、井上選手が出場の意向を示しているとの話が浮上してきました。
WBSSとは?前回の第一回大会の結果はどうだったのでしょうか。
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WBSSボクシングの結果は前回どうだったの?
WBSSは「団体を超えた世界一決定戦」と銘打って、昨年9月から第一回大会がスタートしたボクシングのトーナメント戦です。
賞金総額が5000万ドル(約53億円)、優勝賞金1000万ドルという超ビッグイベントで、その魅力もあってか、第一回大会には各団体の王者が集いました。
第一回はクルーザー級、スーパーミドル級の2階級で実施。
出場できるのはWBA、WBC、IBF、WBOの世界主要4団体王者とランキング15位以内の選手で、クルーザー級には各団体の王者4人が参戦し「真の世界一決定戦」にふさわしいカードとなりました。
昨年9月からトーナメントの勝ち抜き方式で実施され、今年5月に決勝戦が行われます。
ちなみにクルーザー級の結果をみてみましょう。
一回戦 WBO王者ウシクvsフックは、ウシク選手のKO勝ち。
WBC王者ブリエディスvsペレスは、ブリエディス選手の判定勝ち。
IBF世界王者ガシエフvsヴォロダルチクは、ガシエフ選手のKO勝ち。
WBA暫定王者ドルティコスvsクドリャショフは、ドルティコス選手のKO勝ち。
そして二回戦で勝ち上がったウシク選手とガシエフ選手が、決勝で戦います。
スーパーミドル級のこれまでの結果では、WBA王者グローブス選手とスミス選手が決勝戦を行う予定です。
WBSS井上尚弥選手がドリームマッチの予感
WBSSは今年後半からバンタム級、フェザー級など軽量級で大会を行う予定で、井上尚弥選手にもオファーがあった模様。
井上選手はボクシング全階級の仮想ランク「パウンド・フォー・パウンド」で7位という強さのためか、相手に断られるなどして、なかなか統一戦などのビッグマッチが実現していません。
しかし、WBSSは高額賞金の魅力や開催期間が短いスピード感もあり、バンタム級でもWBAスーパー王者バーネット選手や、英国を主戦場とするWBO王者テテ選手らも参戦の可能性があるとされます。
実現すればまさにファンが待ち望むドリームマッチとなりそうです。結果やいかに?
WBSSに対するネットの反応
出典:twitter
まとめ
階級が細かく分かれ、団体も林立するボクシング。「一体、本当に一番強いのはだれなのか?」という問いは、ファンの永遠のテーマとも言えます。
それだけに王者同士のトーナメント戦は理想の形。
日本人が強い軽量級で本格化すれば、将来国内での開催もあるかもしれませんね。
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