5月に秒殺圧勝で世界3階級を制覇したボクシングの井上尚弥選手が、今秋に挑戦するWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)バンタム級で、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア選手と初防衛戦に臨む可能性が出てきました。「本ページはプロモーションが含まれています」
ドネア選手の戦績や強さは?
Contents
ノニト・ドネアの戦績が凄い
井上尚弥選手との対戦も予想されるドネア選手は、フィリピン出身で、35歳のベテランボクサーです。
ドネア選手は、IBFフライ級、WBA世界スーパーフライ級暫定、WBC・WBO世界バンタム級統一、IBF・WBO世界スーパーバンタム級統一、WBA世界フェザー級スーパーの各王者という、これまでに世界5階級を制覇した強豪。
アジア人として初めて主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)全てで世界王者になったという、凄い戦績を誇ります。
一瞬で距離を詰めるスピードと強打が持ち味で、基本的にオーソドックススタイルですが、サウスポーでも戦える「スイッチヒッター」でもあります。
ただKOを狙いすぎるあまり手数が減り、かえってKO率が上がらないという面もあるようです。
プロ戦績は43戦38勝(24KO)5敗です。
バンタム級では、2011年10月、ニューヨークで、1階級下となるWBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス選手(アルゼンチン)と対戦。
ダウンこそ奪えなかったものの、無敗の2階級王者を終始圧倒し、3-0の判定勝ちでWBC・WBO王座の初防衛に成功しました。
スーパーバンタム級では、2013年4月、ニューヨークで、WBA世界スーパーバンタム級王者ギレルモ・リゴンドウ選手(キューバ)と対戦。
10回に一度ダウンを奪うも、0-3の判定負けで王座獲得に失敗し、自身が持っていたWBO王座からも陥落しました。
井上尚弥とWBSS初戦の9月に対戦か?
井上尚弥選手が参戦表明したWBSSは、高額賞金がかかる、団体を超えた世界最強決定トーナメントです。
井上選手のジムの大橋秀行会長によると「WBSSにはドネアが参戦すると聞いている。1回戦は王者同士にならないということなので、ドネア戦になる可能性はある」ということです。
これまで行われたWBSSの他階級戦では、同階級の8人がトーナメントで勝ち抜き戦を行いました。
8人のうち多ければ4人が各団体の王者となり、残る4人は戦績優秀な世界ランク上位選手が出場。
1回戦は王者対世界ランカーが組まれ、王者が勝ち進めば、準決勝からは「王者同士」の対戦となります。
このため、もしドネア選手がバンタム級に復帰しWBSSに参戦すれば、WBA王者の井上尚弥選手も、初戦はドネア選手ら現王者以外との対戦が予想されるわけです。
ドネアvs井上尚弥へのネットの反応まとめ
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00230417-nksports-fight
まとめ
全階級の仮想ランキング、「パウンド・フォー・パウンド」でさらにランクを上げ、ついに6位になった井上尚弥選手。
(ちなみに全バンタム級ではテテ選手に次ぎ2位です!)
順位を決める権威ある専門誌「ザ・リング」の編集部内でも、「もっと上位に」「いやマクドネルが弱すぎただけ」と侃侃諤諤の議論になり、編集長裁定でここに落ち着いたそうです。
今や世界が注目する井上選手。相手選びもより大変になりそうですね。
■関連記事
この記事へのコメントはありません。