プリンセス駅伝を勝ち抜いた上位14チームと昨年のクイーンズ駅伝上位8位までの成績で
シード権を獲得して出場権を得た8チームを加えて、22チームによる「第38回クイーンズ駅伝in宮城2018」が、宮城県仙台市で11月25日(日)に開催されることになっています。
この大会の出場権を獲得するために、10月21日(日)に行われたプリンセス駅伝に27チームがエントリーして14チームの枠を争いました。
予選会であるプリンセス駅伝の成績をもとにして、クイーンズ駅伝2018の結果予想をまとめました。「本ページはプロモーションが含まれています」
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プリンセス駅伝2018予選会の参加チーム成績は?
クイーンズ駅伝2018の予選会であるプリンセス駅伝では、岩谷産業の飯田怜選手が、中継所200メートル付近まで近づいた地点で、右足脛骨骨折により走れなくなる事態になりました。
途中棄権もやむなしという事態に、飯田怜選手は強く続行を求めて、その後の200メートルあまりを四つん這いで進み、膝小僧やすねを傷だらけ血だらけにしてタスキを繋ぐという、前代未聞のタスキリレーを演じましたが、テレビで観戦していた多くの人たちから、四つん這い続行の是非や大会関係者の対応などに対して、賛否両論の議論が巻き起こっているようです。
岩谷産業の飯田怜選手の執念とも言える熱闘ぶりをみても分かるように、プリンセス駅伝で上位14チームの枠に入ることは、実業団日本一を決める「クイーンズ駅伝出場権」を獲得することなので、どのチームも気合いを入れて万全の体制で臨んでくる重要な大会なのですね。
実業団日本一を決めるクイーンズ駅伝は、正式名称が「第38回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会2018」という長い名称なので「クイーンズ駅伝」という公式愛称で呼ばれています。
公式愛称も正式には「第38回クイーンズ駅伝in宮城2018」という略称なのですが、一般には「クイーンズ駅伝」で通っていますね。
クイーンズ駅伝の統一予選会になるのが「プリンセス駅伝」ということなので、どのチームも14位以内入賞を目指して必死でがんばるわけなので、岩谷産業の飯田怜選手のようなアクシデントが発生してしまうようです。
プリンセス駅伝には毎回トラブルやアクシデントが付き物だというのは、駅伝関係者や駅伝ファンの間でも広く知れ渡っていることでして、今年の大会も優勝候補の一角を占めていた三井住友海上の岡本晴美選手が、脱水症状で走れなくなり棄権してしまうと言う残念な事態になりました。
今年のプリンセス駅伝は例年以上に暑さによる脱水症状に悩まされながらの大会でしたが、中継所での繰り上げスタートのチームが4チームにのぼり、途中棄権の三井住友海上に加え、岩谷産業の飯田怜選手のアクシデントと、多くのチームがトラブルに巻き込まれてしまいました。
ただその中でも岩谷産業チームは、あれほどのアクシデントに巻き込まれたにもかかわらず、繰り上げスタートにもならずに無事にタスキを繋ぐことができましたね。
チーム創部2年目で初出場という岩谷産業チームの健闘に、頭が下がる思いだった駅伝ファンは
少なくないのでは無いでしょうか?
そんな過酷なプリンセス駅伝で優勝を勝ち取ったのは、ワコールチーム。
さすがにワコールは強かったですね。
■ワコールチームの1区から6区までの優勝メンバーを紹介します。
1区の走者:長谷川詩乃
2区の走者:谷口真菜
3区の走者:一山麻緒(区間賞獲得)
4区の走者:清水麗奈
5区の走者:坪倉琴美
6区の走者:福士加代子(区間賞獲得※区間新)
プリンセス駅伝参加全チームの最終順位は以下の通りでした。
1位 ワコール (区間賞3区:一山麻緒)(区間賞新6区:福士加代子)
2位 京セラ
3位 九電工 (区間賞5区:加藤岬)
4位 積水化学 (区間賞1区:佐藤早也伽)
5位 デンソー
6位 ユニバーサルエンターテインメント
7位 ルートインホテルズ (区間賞4区:P.カムル)
8位 肥後銀行
9位 エディオン
10位 スターツ
11位 ホクレン
12位 鹿児島銀行
13位 大塚製薬
14位 シスメックス
■ここまでのチームが日本一を決めるクイーンズ駅伝出場権獲得です。
15位 キャノンAC九州
16位 ノーリツ
17位 宮崎銀行
18位 埼玉医科大学グループ
19位 ユニクロ
20位 しまむら
21位 岩谷産業
22位 TOTO(途中の中継所での繰り上げスタートあり)
23位 小島プレス(途中の中継所での繰り上げスタートあり)
24位 メモリード
25位 ラフィネグループ(途中の中継所での繰り上げスタートあり)
26位 愛知電機(途中の中継所での繰り上げスタートあり)
棄権 三井住友海上(3区で走者続行不能により棄権)(区間賞獲得2区走者:田邊美咲選手)
クイーンズ駅伝in宮城2018の結果予想は?
実業団日本一を決めるクイーンズ駅伝の出場資格は、同じ企業の単独チームで、もちろん女性選手のみで編成されているチームとなっており、チームの女性選手は2018年度の日本実業団陸上競技連合に登録されていることが、出場資格の条件となっています。
また選手の内に外国人の選手は1チームで1名以内と決められており、選手の総数も10名以内に
定められています。
出場するチーム数は22チームで、2018年の実業団日本一を決定する、クイーンズ駅伝に出場できる22チームは、予選会であるプリンセス駅伝で上位14位までのチームと、前年のクイーンズ駅伝で上位8位までに入賞して、シード権を獲得した8チームになります。
前年のクイーンズ駅伝で上位8位までに入賞したシードチームは以下の通りです。
■第37回クイーンズ駅伝の上位8チーム
1 パナソニック (2017クイーンズ駅伝優勝)
2 ダイハツ
3 JP日本郵政グループ(2016クイーンズ駅伝優勝)
4 第一生命グループ (2002,2011クイーンズ駅伝優勝:2回)
5 天満屋 (2010クイーンズ駅伝優勝)
6 ヤマダ電機
7 資生堂 (2006クイーンズ駅伝優勝)
8 豊田自動織機 (2008クイーンズ駅伝優勝)
このシードチームに今年のプリンセス駅伝上位14チームが加わります。
1 ワコール (1989,90,91,92,95クイーンズ駅伝優勝:5回)
2 京セラ (1984,85,87,88クイーンズ駅伝優勝:4回)
3 九電工
4 積水化学
5 デンソー (2013,14,15クイーンズ駅伝優勝:3回)
6 ユニバーサルエンターテインメント(2012クイーンズ駅伝優勝)
7 ルートインホテルズ
8 肥後銀行
9 エディオン
10 スターツ
11 ホクレン
12 鹿児島銀行
13 大塚製薬
14 シスメックス
以上の合計22チームでクイーンズ駅伝を闘うことになりますが、2018年の優勝はどのチームになるのでしょうか?
近年はシード権を獲得してクイーンズ駅伝に臨んだチームより、予選会を勝ち抜いて出場を決めたチームが優勝していますが、この傾向から言えばワコールや京セラ、デンソーの復活優勝なるか?
それともパナソニック、ダイハツ、JP日本郵政グループがシードチームの意地を見せて、昨年と同じように上位を占めるのか?
近年の混戦模様を眺めると、またまた波乱が起きそうでもありますが、シードチームより直前のプリンセス駅伝で勝ち上がれるように、必死で練習し調整してきたチームがそのままの勢いでクイーンズ駅伝も制するという結果になるのかも知れません。
蓋を開けてみなければ、こればかりは分かりませんが、出場を決めた22チームの健闘を祈ります。
ネットの反応
出典:twitter
まとめ
今年の「第38回クイーンズ駅伝in宮城」はプリンセス駅伝でのアクシデント、岩谷産業チームの飯田怜選手が見せた、四つん這いになってでも、というタスキリレーの話題性からも例年に無いくらい注目されるような気配です。
駅伝は日本創始の伝統ある競技ですが、まだオリンピック競技種目ではありませんが、いつか五輪種目として採用され世界中で「EKIDEN」が認知され、普及することを願っています。
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