世界最速の2階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ選手が、5月12日にWBC、WBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレス選手(ベネズエラ)に挑戦します。
ロマチェンコ選手が勝ち3階級制覇すればまた世界最速です。戦績ではアマで1度、プロで1度しか負けていないロマチェンコ選手。敗戦を被ったその相手は、現在どうしているのでしょうか?
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ロマチェンコの戦績一覧!
ロマチェンコ選手はウクライナ出身の30歳。
元WBO世界フェザー級王者で現WBO世界スーパーフェザー級王者。世界最速の2階級制覇を果たしました。
北京五輪はフェザー級、ロンドン五輪はライト級で金メダル。
プレッシャーをかけ手数が多く、多彩なテクニックが持ち味。コンビネーションを交えたボディ攻撃が巧く、相手が戦意喪失で棄権する試合も何度もありました。
アマ戦績は397戦396勝、敗戦は1試合のみです。
"It's Hard to Beat a Person who NEVER Gives Up."- Babe Ruth pic.twitter.com/F1dmm8m1Ia
— Hi-Tech Lomachenko (@VasylLomachenko) December 10, 2017
プロ戦績は以下にまとめました。
回戦 | 日時 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国 | 備考 | コメント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2013/10/12 | 〇 | 4R 2:59 | KO | ホセ・ラミレス | メキシコ | フェザー級タイトルマッチ | |
2 | 2014/3/1 | ● | 12R | 判定1-2 | オルランド・サリド | メキシコ | WBO世界フェザー級タイトルマッチ | サリドが体重超過だった |
3 | 2014/6/21 | 〇 | 12R | 判定2-0 | ゲーリー・ラッセル・ジュニア | 米国 | WBO世界フェザー級王座決定戦 | |
4 | 2014/11/22 | 〇 | 12R | 判定3-0 | チョンラターン・ピリヤピンヨー | タイ | WBO防衛1 | |
5 | 2015/5/2 | 〇 | 9R 0:50 | KO | ガマリエル・ロドリゲス | プエルトリコ | WBO防衛2 | |
6 | 2015/11/7 | 〇 | 10R 2:35 | KO | ロムロ・コアシチャ | メキシコ | WBO防衛3 | |
7 | 2016/6/11 | 〇 | 5R 1:09 | KO | ローマン・マルチネス | プエルトリコ | WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ | |
8 | 2016/11/26 | 〇 | 7R 終了 | TKO | ニコラス・ウォータース | ジャマイカ | WBO防衛1 | |
9 | 2017/4/8 | 〇 | 9R 終了 | TKO | ジェイソン・ソーサ | 米国 | WBO防衛2 | |
10 | 2017/8/5 | 〇 | 7R 終了 | TKO | ミゲル・マリアガ | コロンビア | WBO防衛3 | |
11 | 2017/12/9 | 〇 | 6R 終了 | TKO | ギレルモ・リゴンドー | キューバ | WBO防衛4 | 下の階級とはいえ、あのリゴンドーが全く相手になっていなかった |
12 | 2018/5/6 | 〇 | 10R 2:08 | TKO | ホレヘ・リナレス | ベネズエラ | WBA世界ライト級タイトルマッチ スーパー王座認定 リングマガジン王座獲得 | 6Rでダウンがあったのが印象的 |
https://twitter.com/VasylLomachenko/status/985157501292294144
ロマチェンコ敗戦相手の現在
ではロマチェンコ選手が敗れた二人の選手は、現在どうしているのでしょうか。
アマ時代の2007年、ロマチェンコ選手は、世界ボクシング選手権フェザー級決勝でアルバート・セリモフ選手に敗れ銀メダルに終わりました。
セリモフ選手は当時は世界的なアマの強豪で、翌年の北京五輪にも出場し、再びロマチェンコ選手と対戦しましたが、今度はロマチェンコ選手が勝利。セリモフ選手には計2勝しているようです。
残念ながらセリモフ選手の戦績や近況の情報は見つかりませんでした。
ロマチェンコ選手は、プロ転向後、史上最短となる2戦目での王座獲得を目指して、WBO世界フェザー級王者オルランド・サリド選手に挑戦。
ところが前日計量でサリド選手が体重超過で王座剥奪となり、勝てば王座獲得というルール(先日の比嘉大吾選手と同じですね!)で臨みましたが、僅差の判定負けとなりました。
サリド選手はメキシコ人で現在37歳。戦績は63戦44勝(31KO)14敗4分です。
元IBF世界フェザー級王者で元WBO世界フェザー級王者。
2017年にいったん現役引退を表明してすぐ撤回しましたが、その後傷害罪で逮捕されたとの報道もあります。
— Hi-Tech Lomachenko (@VasylLomachenko) April 9, 2018
ロマチェンコに対するネットの反応
出典:twitter
まとめ
5/12のロマチェンコvsリナレス戦は、全階級ランキング「パウンド・フォー・パウンド」で上位に位置する実力者同士とあって、世界のファンの注目度は高いようです。
日本人ファンとしては帝拳ジム所属で日本通でもあるリナレス選手が気にはなりますが、よいファイトを期待したいですね。
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