4月30日の対横浜戦で12年ぶりの日本球界での勝利を果たした中日の松坂大輔投手。
初勝利のヒーローインタビューが「泣ける」とファンの間で話題です。
松坂大輔投手といえば、「平成の怪物」といわれた新人当時の自信に満ちたヒーローインタビューが思い出されます。今と昔でどう変わったのでしょうか。
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松坂大輔のヒーローインタビュー今と昔の違い
日米で華々しい活躍をした松坂大輔投手も、ここ数年は怪我に苦しみ成績が低迷。今季が再起をかける最後のチャンスともいわれます。
4月30日の試合後。久しぶりのお立ち台で、松坂大輔投手は満面の笑顔でヒーローインタビューに。
「チームが苦しいときにこれだけたくさんのお客さんが入ってくれて、久しぶりの勝利を挙げることができ本当に最高です」と穏やかに語りました。
この日は松坂投手の母の誕生日でもあったそうで、ウイニングボールを手に「物に対しての執着心はあまりないが、このボールは本当に特別なもの」と笑顔。
「この勝利、勇気をもらった人がたくさんいるが」との問いかけには「僕と年が近い人はわかると思うが、小さい子たちは僕が誰かわからない子が多いと思うので、なるべくヒーローインタビューなどに出て、小さい子たちにも顔を覚えてもらえるように頑張りたいと思います」と謙虚に語り、球場のファンは大拍手を送りました。
松坂大輔投手といえば、西武でのデビュー当時から怪物ぶりを発揮し、ヒーローインタビューでも「リベンジします」などの豪快な発言が毎回話題に。流行語大賞にも選ばれました。
特に1999年5月16日のヒーローインタビューは「名言」となっています。
この日オリックス戦で松坂投手はイチロー選手と初対決。見事3打席連続三振に抑えました。
試合後松坂投手は「今日でプロでやれる自信が確信に変わりました」と高らかに宣言。未来の成功への自信があふれ出るようでした。
それから約20年。昔と一変し、幾多の苦労がにじみ出た味わい深いインタビューは、「松坂世代」のファンの涙を誘ったようです。
やりました!勝利です!
ご声援ありがとうございました!! pic.twitter.com/Du2PLDBwB7— 中日ドラゴンズ公式 (@DragonsOfficial) April 30, 2018
今の松坂大輔に求められるものとは?
「松坂に復活してほしい」という往年のファンの思いは、既に数字などに表れています。
開幕から現在までの観客動員数で、中日は昨年同期の18%増とセ・リーグ断トツの多さ。
7月のオールスター戦の先発部門で、松坂大輔投手がノミネートされることも明らかになりました。ファン投票などで選出されれば西武以来、これも12年ぶりの出場です。
高まる一方の期待感ですが、ただそれに応えるには、松坂投手が今後も安定した投球や成績を続けることが必要です。
中日も投手の台所事情は必ずしも潤沢ではなく、松坂投手を今後はローテーションに組み込みたい意向。
まずは、数日後の巨人戦でいいピッチングを見せ、再度「ヒーローインタビュー」できるかが鍵となります。
ヒーローインタビューに対するネットの反応
出典:twitter
まとめ
スリムだった20歳前後のころに比べ、今の松坂投手はすっかり体型も投球フォームも変わりました。
しかしインタビューでの笑顔は今も昔もまったく同じ。
これからも何度もこの笑顔を見たいものです。
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