風疹が流行すると必ず出るのが麻疹(はしか)との違いや、大人が子どもより症状が重くなるなどの情報が飛び交います。
特に20週までの妊娠中初期の女性や赤ちゃんなどの小さい子どもを持つ親にとっては、風疹にかからないよう予防策を講じる必要がありますよね?
2013年に大流行した風疹が2018年の夏以降にかけて、またもや大流行の兆しを見せています。
そこで流行の兆しがある風疹と麻疹について、症状の違いや予防法などを調べてみました。「本ページはプロモーションが含まれています」
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風疹と麻疹(はしか)水疱瘡の症状はどう違うのか?
風疹と麻疹はどちらもウイルスの感染で発症する病気なのですが、風疹のウィルスは
咳やくしゃみの時に飛び出る飛沫に混じって、空中にウイルスが飛散することで感染するのですね。
またインフルエンザのように接触感染でも感染します。
風疹ウイルスに感染しても14日間~21日間(平均16日~18日)の潜伏期間がありますのでやっかいです。
発疹が出る1週間前から症状が消えるまでの期間が、感染する期間ですが症状の出そろった時期が感染力の強い移りやすいピークだそうです。
小さい子どもの場合は感染すると、全身に発疹が出て熱も38度前後の高熱が、3日から5日ほど続くのですが同時にリンパ節にも腫れが出てきますが、症状としては比較的軽い方になるようです。
ただしこの風疹に大人が感染した場合は、重い症状に陥ることもあって大人の風疹は注意が必要ですね。
特に20週までの初期の妊娠中の女性の場合は風疹に感染することがないようじゅうぶん注意しないと、お腹の赤ちゃんにも感染して赤ちゃんの眼や耳や心臓などに悪影響を与えることがあるそうです。
この風疹は麻疹と症状が似ているものの、3日程度で治癒することから「三日麻疹(はしか)」とも呼ばれてきました。
風疹が流行し始めると必ず話題になると言っても良いのが、風疹と麻疹の違い。
麻疹は風疹と違って症状が重いのが特徴です。
38度前後の発熱は風疹と似た症状ですが、風邪のような咳などの症状が2、3日続いてから一旦は熱が下がります。
口の中に白い斑点(コプリック斑という)ができるのも麻疹の症状の特徴です。
一旦下がった熱が再び上昇して、全身にも4日目くらいから発疹がみられるようになって、7日目くらいに麻疹の症状のピークを迎えることになるようです。
高熱によって肺炎などの合併症にもなりやすいので、じゅうぶんんな注意が必要ですね。
風疹や麻疹に似た症状に「水疱瘡(みずぼうそう)」が上げられますが、水疱瘡の場合は
38度から39度の発熱に、かゆみをともなう発疹が特徴です。微熱で収まるケースもありますが症状は1週間ほどで治まることが多いようですね。
ただし水疱瘡の感染力はとても強いので、感染が疑われたらお医者さんの許可が出るまでは
学校や幼稚園は休んで自宅に引きこもる必要があります。旅行や人混みに出るなどはもってのほかと言うことですね。
子どもや妊娠中の女性に効果的な予防法は?
風疹は通常であれば数日間単位で治る、予後(病後)も良好な病気ですが、妊娠中の女性で
初期の方には注意が必要ですが、できれば妊娠前に予防接種を受けることが望ましいのです。
また妊娠中はワクチンの予防接種はできませんし、妊娠前に予防接種したときも2カ月間以上の期間を設けて、妊娠を避ける必要があるとのことですので、計画的な予防接種が必要ですね。
軽い症状でも感染が疑われる人は、妊婦さんに近づかない配慮をしましょうね。
妊婦の感染によって生まれる出生児に、先天性風疹症候群という難聴や先天性心疾患、白内障などが起こる可能性が高くなるために、周囲も注意してあげる必要があります。
感染によって風疹を発症してしまったら、治療法としては喉の痛みや頭痛・発熱を和らげるための対症療法が主な治療法になりますので、感染しないように予防することが大事ですね。
風疹の予防法としては、なんと言っても「予防接種」を受けることが一番効果的な予防法です。予防接種のワクチンはMRワクチンという「麻疹風疹混合」ワクチン。
風疹ウイルスは非常に小さいために、マスクでの予防は難しいようですね?
唯一の予防が予防接種となっていて、ワクチンの予防接種によって風疹の免疫を獲得しておくほかに、いまのところ効果的な予防法はないようです。
<記事の引用元と参考にしたサイト>
https://www.niid.go.jp/
NIID 国立感染症研究所 風疹急増に関する緊急情報(2018年)
公益社団法人日本産婦人科医会“風疹ゼロ”プロジェクト作業部会PDF編
「風疹流行の兆しあり!!」
ネットの反応
今ネットニュース見てたら風疹流行!妊婦は外出避けて!って書いてあったけど仕事は行かなきゃなんないしこれ以上流行広がらないように国で予防接種義務付けてくれよ。
会社なんて要注意の30代から50代男性がほとんどだわっ!— suzutaro (@suzutaro123) 2018年9月26日
風疹について、「ワクチンうってない妊婦の自己責任だろ」という方がいますが、複数回ワクチンをうっても抗体つかない方もいます。ワクチン2回うってたのに、妊娠時に抗体価が下がっていることもあります。医学的な理由でワクチンをうてない人もいます。
そして妊娠中はMRワクチンをうてないんです。
— 相川晴(HAL) (@halproject00) 2018年9月27日
【風疹抗体検査30代から50代男性対象に公費で全額負担へ】妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が起きるおそれがある風疹患者が増える中、厚労省は感染の中心となっている30代から50代の男性を対象に、免疫が十分あるか調べる抗体検査の費用を全額公費で負担する方針ですhttps://t.co/o18cYA2mzz
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2018年10月1日
成人の風疹を見逃さない為のポイント
臨床経過は、感染して8日目あたりからリンパ節腫脹が始まり2週間後に風邪症状が出現し皮疹が出ます。成人の場合、後頸部のリンパ節腫脹が特徴的で、まず首の後ろを触ることが大切です。
先天性風疹症候群の事もあり、妊婦にうつす事は厳禁ですので要注意です。 pic.twitter.com/DweBxQw0Eo— やまもとReduce exposure! (@Yamamoto0509) 2018年10月1日
風疹の患者数、770人。
去年1年間の8倍を超えました。最新の1週間も100人超。
どうか、妊婦さんに感染しませんように。ワクチンで防げる感染症で、未来の赤ちゃんの命を奪わないでほしい。
特に30代〜50代の男性の方‼️
MRワクチンの接種を‼️#ストップ風疹 pic.twitter.com/xKE37FtQKJ— yasuko matsuoka (@yasuko_matsuoka) 2018年10月2日
◇
今年の風疹患者が770人に達しました
昨年1年間は93人
わずか9カ月間で、昨年1年間の8倍超です
国立感染症研究所が今年初めから9月23日までに報告された患者数として発表しました
https://t.co/CYDZSZ6Fn2
#風疹 #風疹患者 #ワクチン接種 #抗体検査— 時事メディカル (@jijimedical) 2018年10月2日
妊婦のいるおうちのよくわからん風疹予防② pic.twitter.com/Zg1WWziEKj
— ねろえあ @17w (@neroaria1) 2018年10月2日
風疹にかかってしまった妊婦さんはじぶんふぉ責め続けます。夫の方が(親族が)心無い言葉をかけたら一気に崩壊するほどの脆さと危険性です。その時、親しかった者として何が言えますか?自分が移したなら抗体値は当然高い…高いからうつさなかったとは絶対言えない…
のに言う奴いるんです。一言が命綱 https://t.co/QX08NHVGkV— mam (@imam_non) 2018年10月5日
出典:twitter
まとめ
症状の似てる風疹と麻疹、水疱瘡のまとめ。
風疹の症状は、高熱とリンパ節の腫れ、発疹などが特徴で比較的症状も軽く、3日~5日程度で治まる。
麻疹の症状は、高熱と口内に白い斑点、風疹より症状は重くて、7日目に症状のピークがくるので2週間ほどかかる。
肺炎などの合併症にも注意が必要。
水疱瘡の症状は、高熱(微熱の時も)と、かゆみを伴う発疹が特徴で、1週間ほどで治まるが感染力が強い。
いずれも効果的な予防法はワクチンの予防接種に限る。特に妊娠予定の女性は妊娠前に予防接種が欠かせない。また予防接種後は2ヶ月間は妊娠を避ける。
というところでしょうか?
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