2018年4月21日、英国で開催されたボクシングのWBO世界バンタム級タイトルマッチで、王者のゾラニ・テテ選手が元2階級王者の同級1位ナルバエス選手を判定で下し、2度目の防衛に成功しました。
ナルバエス選手は、5月に新たにバンタム級に挑む井上尚弥選手がかつて瞬殺KOした大物。
では、テテ選手と井上選手が対戦すれば、どちらが強いのでしょうか。予想をまとめました。
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ゾラニ・テテ選手は強い?経歴まとめ
テテ選手の強さはどのくらいなのでしょうか。経歴は以下の通りです。
名前:ゾラニ・テテ
出身:南アフリカ
年齢:1988年3月8日生まれの30歳
階級:バンタム級
身長:173cm
リーチ:182cm
戦績:29戦26勝(21KO)3敗
スタイル:サウスポー
テテ選手は2014にIBFスーパーフライ級王座を獲得。2017年4月にビラヌエバ選手とWBOバンタム級暫定王座決定戦を行って判定勝ちし、2階級制覇を果たしました。
テテ選手が世界を驚かせたのは、バンタム級の初防衛戦でしょう。
2017年11月、WBO世界3位のゴニャ選手と戦い、世界戦最短KO記録を23年ぶりに更新する初回11秒KO勝ちを収めたのです!
KOといえば井上尚弥選手の代名詞でもありますが、二人の対戦予想はどうなのでしょうか。
Coach: “Zolani you have to make a good show in Belfast so the people of Ireland know what you can do”
Me: pic.twitter.com/WmVLCJY5d8
— Zolani Tete (@zolani_tete) December 24, 2017
テテ選手と井上尚弥選手の対戦予想をしてみた
戦績をみるとテテ選手は、プロで3敗しています。プロ初黒星はフライ級で世界挑戦したときで、5回TKO負けでした。
KO率は比較的高めですが、21日の防衛戦では3-0ではあるものの判定勝ち。
しかも相手は、かつてスーパーフライ級で世界最強といわれたナルバエス選手。彼は2014年、WBO王者のとき井上尚弥選手の挑戦を受け、わずか2回でKO負けしています。それまでのキャリアで一度もダウン経験がなかったのに、です。井上選手の強さが世界に轟いた瞬間でもありました。
テテ選手が注目を浴びるのは、何と言っても「世界最短11秒KO」の衝撃があるからでしょう。
ただ「対戦相手の強さ」「勝ち方」なども加味される全階級ランキング「パウンド・フォー・パウンド」では、井上選手が7位なのに対し、テテ選手は50位以内には名前がありません。
ボクシングに「三段論法」は当てはまらないとはいえ、これらの「状況証拠」を重ね合わせると、対戦予想では井上尚弥選手の強さが明確なような気もします。
テテvs井上尚弥・ネットの対戦予想まとめ
出典:twitter
まとめ
2度目の防衛戦後テテ陣営は、5月に戦う井上尚弥選手対マクドネル選手の勝者と試合をする意向を示したそうです。
井上選手はそのあまりの強さゆえ、相手側が敬遠してなかなかマッチアップに恵まれないとも言われます。
年内にも井上vsテテ統一戦が実現すれば、ファン期待の村田vsゴロフキン戦と並んで、世界的にも大注目される日本ボクシング史上のスーパーマッチとなりそうですね。
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