ボクシングのWBCライトフライ級王者、拳四朗選手の3度目の防衛戦が25日、東京・大田区総合体育館で行われます。対戦相手は同級1位のガニガンロペス選手。
拳四朗選手が王座を辛くも奪取した相手で、それ以来の再戦となります。
ガニガンロペス選手の戦績と強さは?
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ガニガン・ロペスの戦績と強さ
ガニガンロペス選手は1981年メキシコ出身。現在36歳のベテランボクサーです。
身長164.5cm、リーチは165.5cm。
手数の多さとフックを強さとしているサウスポー。現役の準公務員という経歴も異色です。
2003年にプロデビュー、プロ戦績は35戦28勝(17KO)7敗です。
2016年に、WBC世界ライトフライ級王者木村悠選手に挑み、判定勝ちで王座獲得に成功しました。
1度防衛して強さを示しましたが、2017年、WBC世界ライトフライ級4位の拳四朗選手と対戦し、判定負けで2度目の防衛に失敗、王座から陥落しました。
ガニガン・ロペスvs拳四朗の前回の戦いを振り返る
前回の対戦は、ベテラン王者のガニガンロペス選手に新星・拳四朗選手が挑む構図でした。
初回はロペス選手の手数が上回りましたが、拳四朗選手が左ジャブを起点に間合いを計り、徐々にペースアップ。足もよく動くようになり、4回を終わって拳四朗選手がポイントでリード。
しかしガニガンロペス選手は5回にボディ攻撃で反撃し、左ストレートもヒット。口の中を切った拳四朗も負けじと右を決めます。拳四朗選手は踏み込めなかったものの、ロペス選手の出入りに右ストレートやアッパーを合わせます。8回終了時の公開採点でも拳四朗選手がリードを保ちます。
優勢に立った拳四朗選手は終盤フットワークを使いますが、ロペス選手も懸命に反撃し粘り強さを見せます。
最終回は頭をつけての打撃戦となり、結局ダウンは奪えませんでしたが、拳四朗選手がボディーブローを効かせて逃げ切りました。
ロペス選手は手数で強さを見せたものの、精度を欠いた印象。
拳四朗選手にとっては王座という輝く戦績とはいえ、不満が残る薄氷の勝利で、サウスポーへの苦手意識も見えました。
ロペスvs拳四朗のネットの評価・予想
出典:twitter
まとめ
苦戦した王座獲得戦の相手との再戦とあって、拳四朗選手もガニガンロペス選手との試合には気合い十分のようです。
フィリピン遠征や200ものスパーリングを重ね、対策には自信を示しています。
もちろんロペス選手も王座奪回に燃えている様子。
20日にWBA、IBF世界ライトフライ級王者の田口選手が王座陥落したばかりでもあり、一層ファンの注目を集めそうです。
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