米メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が「二刀流」でメジャーを席巻しています。
投打の大活躍でア・リーグの4月の月間最優秀新人賞を受賞し、米メディアも相手スター選手も絶賛の嵐です。
「投手・大谷翔平」の代名詞は165kmの剛速球ですが、最近の試合では多彩な球種を交えて強打者たちを翻弄しています。どんな球種を見せたのでしょうか。「本ページはプロモーションが含まれています」
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大谷翔平の球種一覧
「投手・大谷翔平」の持ち味は超剛速球。
メジャーでも先発の毎試合、100マイル(161km)近い剛球をバンバン投げています。
ところが5月に入って最初の先発となったマリナーズ戦から、大谷翔平投手の配球にやや変化がみられ始めました。
120km前後のゆるいカーブを織り交ぜるようになったのです。
そして5月13日のツインズ戦では4種類の多彩な球種を効果的に散らし、相手打線にまったく的を絞らせませんでした。
大谷翔平投手がこれまでメジャーで見せた球種は、フォーシーム(直球)、スプリット(フォークボール)、スライダー、カーブの4種類。
このほか、スライダーにもいくつか種類があったり、チェンジアップやカットボールも投げられるようです。
ただこうした変化球が生きるのもあの剛速球があってのこと。同じ力強い腕の振りで速度差40kmのボールを隅々に投げられては、メジャー強打者でもなかなか打てないようです。
Mothers usually don't like it when their kids are dirty.
We're sure Kayoko approves it today. #MothersDay pic.twitter.com/0G9iv5sbXD— Los Angeles Angels (@Angels) May 13, 2018
大谷翔平がMBLにも通用する理由は?
大谷翔平選手がこれほどまでにMLBを席巻できる理由は何でしょうか。
それは徹底した研究心と野球道を極める「侍」のような姿勢、そしてそれを実現できる天才的な対応力にあるといえるでしょう。
5月に先発した2試合、大谷翔平投手は緩いカーブと剛速球、横に流れるスライダーと縦に割れるスプリットで、相手打者を翻弄しました。
「完全試合」寸前までいった4月のアスレチックス戦ではほぼ直球とスプリットのみ。日本でのデータも踏まえ、相手球団もそうした対策を練っていたはずです。
ところがそれを逆手に、大谷投手は突然緩急・変幻自在の配球に。
大谷選手自身「いろいろな球種を投げながら、打者に合わせて配球を組み立てていくのがすごく大事」と語っています。
「打者・大谷翔平」も同じです。
これまでのデータでは「内角」「足元のチェンジアップ」「左腕」といった弱点があるとされる「打者・大谷」。
しかし実際には、大谷選手はヤンキースのエース、セベリーノ投手の160km近い内角球を豪快に本塁打。相手に「もう内角は投げない」とあきれさせました。
チェンジアップで1打席目、2打席目に三振した試合では、「全く合ってない」と相手が再び投げたチェンジアップを3打席目には見事ヒットしたことも。
開幕後に打撃フォームを変え、それも相手に合わせて日々微調整を重ねるなど、研究に余念がありません。
大谷翔平の球種に対するネットの反応
出典:twitter
まとめ
「野球が趣味」と公言する野球の申し子、大谷選手。
憧れのメジャーの舞台で、日本でよりもさらに、水を得た魚のように躍動しています。
毎試合ファンの期待を裏切らない活躍は感嘆に値します。
長いシーズン、今後はスランプやけがもあるでしょうが、乗り越えてさらなる高みに達してほしいものです。
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