昨年8月、大和心トレーナーのタオルで不本意に世界王座を陥落したボクシングの山中慎介選手が、因縁の相手ネリ選手と3月1日リベンジマッチに臨みます。
批判で大炎上した大和トレーナーはこの半年余り、心の呵責に耐えて山中選手を支えてきました。
大和氏の経歴などをまとめました。
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山中慎介選手のトレーナー大和心氏の経歴
大和氏は昨年のタイトル防衛戦で、4回、山中選手がネリ選手の連打に防戦一方となった際セコンドからタオルを投入。
山中選手はプロ初黒星を喫し日本記録目前の連続防衛も潰えました。
山中選手は「ダメージはなかった」と不完全燃焼を強調。
「心配させた展開が悪かった。大和さんにはずっと見てもらってきたし責めるつもりはない」とトレーナーを気遣いました。
しかし大和氏には周囲やファンから「タオルは早すぎた」と批判が殺到し炎上状態となりました。
大和氏は苦しみ職を辞めようと考えましたが、山中選手の願いで「勝たないと終われない」と切り替え、再戦に向けて支援を続けてきたそうです。
大和氏は元プロボクサーで現在42歳
東洋太平洋スーパーバンタム級王者などを経て2001年に現役を引退。
06年から帝拳でトレーナーを務め、山中選手をプロ2戦目からずっと支え世界王座に導きました。
大和トレーナータオル投入炎上からカムバック!
大和氏は二人三脚だった山中選手の温かい言葉に「救われた」と言います。
今度こそ、悔いのない試合をしてリベンジを果たしタイトルを奪還してこそ、山中選手も大和トレーナーも「炎上」の不名誉を拭い、再び立ち上がることができる、という思いでしょう。
山中選手ももう35歳。
試合後には現役引退、との見方もあります。
それだけに山中選手と大和氏の双方にとって最も忘れがたい大事な試合になりそうです。
試合では、ネリ選手は回転の速い重いパンチを武器に、再び早めの勝負に出るとみられます。
山中選手には、粘り強さと「神の左」で相手の動きを封じる展開が必要でしょう。
ネットの反応
まとめ
昨年の試合、素人目には確かに山中選手は棒立ちになりダウンを免れるのが精一杯、という印象でした。
プロから見ると違うのかもしれませんが、家族もいる山中選手の将来や体を慮った大和トレーナーの苦渋の決断は分かる気がします。
アンチドーピングが世界的課題になる中、疑惑が拭えない選手が王者であること自体にも批判が強いようです。
山中、大和両氏の思いが通じ炎上を跳ね返すドラマを期待したいですね。
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