プロ野球が開幕してまもなく3週間。そろそろ各チームの好不調が分かれ始め、ファンもやきもきするころですが、ネットではなぜか「球審白井さんの奇声」が話題になっている様子です。
球審白井さんとは?なぜ「奇声」といわれるのでしょうか。「本ページはプロモーションが含まれています」
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球審白井さんとは?なぜ有名なの?
「球審白井」とは、プロ野球の統括団体「日本野球機構」(NPB)に所属する審判員の白井一行さんのことです。
球審白井さんは1977年、兵庫県生まれ。プロ審判員になって22年目で、日本シリーズやオールスター戦などの審判経験もあり、延べ1100試合以上に出場しているベテランです。
プロ野球の審判は、地域ごとにチームを編成し、セ・リーグ、パ・リーグ関係なくローテーションを組んで、日々開催される各公式戦を担当しています。
プロ野球では一試合に4人の審判がいますが、その日、球審、1~3塁の塁審のどれを担当するかは持ち回り制になっているそうです。
選手同様審判もプロですから、審判技術の高さはもちろん、観客に分かりやすく「ファンサービス」にもなるジャッジを心掛けている方が多いようです。
特にベテラン審判は、それぞれこだわりのジェスチャーやスタイルを持つ人が多く、ファンの間では知名度ある名物審判もいます。
とりわけ球審はストライクコールや本塁のアウト・セーフなど、勝敗を左右する「肝」を担っていますから、注目度が高くなります。
そして白井さんが球審のときには、彼ならではの一段と目立つパフォーマンスが。それがストライクコールの「奇声」です。
球審白井さんは奇声がひどいって本当?
球審白井さんは、ストライクをコールする際、独特の甲高い叫び声を上げながら、同時に横を向いて手で「K」の字を示すのがスタイルです。
その声は、マイクもないのに球場全体に響き渡るほど。内容も「ストライク」とは全く聞こえず、「ィアアアーーアイッッッ!!」とでも表現すればよいでしょうか。
試合中何十回もこの声が響くので、「奇声がひどい」「うるさい」と感じるファンもいるようです(特に負けている側は)。
なお細かいことを言うと、球審白井さんは全ストライクをこの奇声でコールするのではありません。
空振りやファウル、見逃し三振の瞬間は声は小さく、手などのジェスチャーをするだけ。打者が見逃した2ストライク目までに限りこの声になります。
つまり一打席で最大2回しか「奇声」は上げないわけですね。
球審白井さんへのネットの反応
出典:twitter
まとめ
プロのベテラン審判が舞台裏を明かした著書を読みましたが、審判は試合を支配する最重要人物であり、欠かせない「野球の一部」でもあります。主役はもちろん選手ですが、審判がいないと試合自体成り立ちません。
「野球の裁判官」としてのプライドの一方、お客を楽しませ、試合を盛り上げる引き立て役でもある審判。
白井さんはじめ各「名物審判」には、そうした自らの役割への誇りがみえるようです。
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