かつて巨人のエースとして大活躍し、メジャーでも華々しい実績を挙げた上原浩治投手。
巨人に復帰して「鉄壁の救援陣」と期待されましたが、ここまで炎上が相次ぎ、苦境に立たされています。
原因はどこにあるのでしょうか?
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上原浩治投手の炎上が続いている!?
上原浩治投手は大阪府出身で1999年にドラフト1位で巨人入り。
1年目から20勝を挙げるなどエースとして活躍、巨人では112勝を挙げ、多くのタイトルを総なめにしました。
09年メジャーリーグに移籍し主に救援投手として躍動。
レッドソックス時代にはア・リーグ優勝決定シリーズでMVPに輝き、ワールドシリーズ制覇にも貢献。
メジャーでは22勝、95セーブ、防御率2.66と素晴らしい実績を残しました。
昨オフはメジャー契約に至らず、巨人からの三顧の礼で10年ぶりに日本球界に電撃復帰しました。
上原浩治投手は今季、巨人の勝ちパターン救援陣の一角と期待され、これまで6試合5イニングに登板しました。
しかし成績は自責点6、防御率10.8と炎上状態。
直近では10日の横浜戦、15日の広島戦と2登板続けてリードや同点を守れず、いずれも敗戦投手になっています。
原因は何でしょうか。
【一軍】4月15日 #広島東洋カープ 戦
七回表、2番手として #上原浩治 投手が登板。2死まで奪うが、広島・菊池選手の2打席連続本塁打と2本の適時打を許し3失点で降板。3番手として、#中川皓太 投手が登板。後続を抑えて点差は3点。 巨人 2-5 広島 #ジャイアンツ #巨人 #giants #奮輝 pic.twitter.com/GSuGdUnSyM— 読売ジャイアンツ(Giants) (@TokyoGiants) April 15, 2018
上原浩治投手、失点続く原因・理由は何?
ここ2試合とも、上原浩治投手が炎上した球は甘く浮いています。
15日に広島の菊池選手から打たれた本塁打は、遅くて落ちないフォーク。
松山、エルドレッド両選手にも甘い直球をとらえられて連続適時二塁打。10日の横浜戦でもやはり落ちないフォークを狙い打ちされていました。
全盛期のように、上原投手の強みはフォークの軌道が直球と全く同じで見分けがつかず、落ち方が鋭いこと。そして遅い球でも制球がよく、回転数も多くてキレがあり、容易にヒットできないことでした。
ところが今は、中継映像を見るといずれの良さも消えています。
本人も「フォークを狙われているので、しっかり直球を入れたが投げきれなかった自分のミス」と原因を分析しています。
ただ上原浩治投手ももう43歳。日本復帰後わずか1か月ほどで急ピッチに体を仕上げたこともあり、疲労が蓄積しているのは確実。「今の疲れをどう取るか。状態を良くしたい」と体調への不安は否めない様子です。
巨人はリーグ最速の10敗と負けが先行しており、これ以上の炎上は許されません。上原投手も今後は勝ちパターンの継投から外れる可能性があります。
【 #巨人 】上原で最速10敗「USA」解体 https://t.co/LeLFdAs9z1 pic.twitter.com/g422PocJrv
— スポーツ報知・巨人取材班 (@hochi_giants) April 15, 2018
上原浩治投手に対するネットの反応
出典:twitter
まとめ
メジャーの球場は、ほとんどが柔らかい自然芝と固いマウンド。逆にほぼすべてが固い人工芝と柔らかいマウンドの日本では、メジャー帰りの選手は、ベテランほど適応に苦労し、足腰の疲労も蓄積するといいます。
ソフトバンクに復帰した川崎宗則選手も、不振に陥ったのは同じ理由でした。
上原投手も年齢に加えそうした事情があるのかもしれません。
ただプロ野球もまだ開幕したばかり。上原投手にはなんとか起死回生を図ってほしいものです。
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