今季から米メジャーリーグのダイヤモンドバックスに移籍した、元オリックスの平野佳寿投手が、早くも「勝ち方程式」の一角を担うまでの活躍を見せています。
その秘訣は、平野投手の体の強さと球種にあるといわれています。海外の反応はどうでしょうか。
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平野佳寿の球種は?
平野佳寿投手は京都府出身の34歳。京産大時代は大学ナンバーワン右腕といわれ、数々のタイトルを獲得。2005年のドラフト会議でオリックスへ入団しました。
先発からリリーフに転向後、最優秀中継ぎ投手や最多セーブのタイトルを取るなど、日本を代表するクローザーに成長しました。昨年の第4回WBCでも好投して海外の反応も上々のようでした。
平野佳寿投手の強みは球種にあります。先発時代はカーブやスライダーも投げていたようですが、現在ではほぼストレートとフォークのみ。
最速150kmを超えるストレートと落差の鋭いフォークで三振を奪うのがスタイルです。
リリーフ投手は、走者がたまった状態や1、2点の僅差で登板することが多いので、まずは「球をバットに当てさせない」ことが必須条件になります。
また万一打たれても「ゴロにする」ことが大事です。フライでは長打になりかねず、大量失点につながる恐れがあるためです。
この意味で、平野投手は条件にばっちり当てはまっているといえます。
平野佳寿がメジャーで十分通用してる理由とは?
ナ・リーグ西地区に属するダイヤモンドバックスは、現在首位を快走中。平野佳寿投手は救援陣の「勝利の方程式」に組み込まれ、欠かせない存在です。
これまで14試合13回1/3を投げ、防御率2.03、12奪三振。チームの救援陣は30球団最高の防御率を誇ります。
平野投手はなぜこれほど通用するのでしょうか。実は平野佳寿投手はダイヤモンドバックスというチームにピッタリなのです。
本拠地のアリゾナ州フェニックスは砂漠気候の乾いた空気で、打球が飛びやすい投手泣かせの球場。
そのためチームは「三振が取れる上に、ゴロアウトの比率が高い投手」を求めていました。そこで平野投手のフォーク主体の球種に目が付けられたわけです。
平野投手は故障が少なく、連投もいとわない強い体力も持ち味。
まさにメジャー向きで、ダイヤモンドバックスが平野投手のFAに飛びついたのも納得できます。
海外の反応はどうでしょうか。
Congrats to Yoshi Hirano on his first @MLB strikeout last night. With the #DbacksOpeningDay appearance, Hirano became the @Dbacks second player of Japanese descent (Takashi Saito, 2012). #GenerationDbacks pic.twitter.com/yut7n3Lpyh
— FOX Sports Arizona (@FOXSPORTSAZ) March 30, 2018
平野佳寿の海外の反応
出典:https://www.youtube.com/watch?v=DkT95QJO4NU、twitter
まとめ
メジャーリーグといえば大谷翔平選手ばかりが盛り上がっていますが、ベテラン陣もがんばっています。初めて海を渡った平野投手、牧田投手しかり。岩隈久志投手も必死のリハビリで今季中の復活を目指している様子。イチロー選手も生き残りをかけ奮闘中。そして日本に復帰した松坂投手も見事復活しつつあります。
人生のベテランが、若者に負けじと、厳しい世界にあえて挑戦し続ける姿には、本当に勇気をもらえますね。
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