沖縄県でこの一か月ほどの間に麻疹に感染する患者が70人近くに上り、感染拡大が懸念されています。
愛知県でも25日までに8人の感染者が判明しました。感染源は台湾への旅行者ともされています。
今後、他の都道府県でも感染が広がる恐れもあります。子供や若い人に感染例が多く、子供を持つ母親などには不安が広がっているようです。
麻疹の症状や予防接種についてまとめました。「本ページはプロモーションが含まれています」
Contents
麻疹の子供の症状は?
厚労省のサイトによると、麻疹は麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。
肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合は先進国でも1,000人に1人と言われています。
非常にまれですが、感染後特に子供はに亜急性硬化性全脳炎と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。
【海外から帰国した方へ】#麻しん(#はしか)は渡航中あるいは、帰国直後に症状がなくても、1週間以上たってから発症する場合がありますので、帰国後2週間程度は健康状態に注意しましょう。「みんなで目指そう麻しんがゼロ」https://t.co/HEJ8HVV3bp pic.twitter.com/NHfkksLUwt
— 厚生労働省 (@MHLWitter) April 25, 2018
麻疹の予防接種の値段は?
麻疹は感染力が強く空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。このため予防接種が最も有効な予防法とされています。
麻疹の症状がある患者に接触した場合、72時間以内に予防接種をすることも効果があるとされます。
ただ麻疹の予防接種は、1回では十分な免疫が獲得できず、年数をあけて2回行うことが推奨されています。
最近の感染者に子供や若い人が多いのは、幼いころ1回しか接種していない上、自然感染の機会もないため免疫力が低下していることも原因とみられています。
予防接種については、1歳児の時と小学校入学前の1年間は定期接種の対象期間ですので、対象となる子供さんは無料で予防接種を受けられます。
これ以外の期間の子供さんや大人は任意接種となり、費用がかかります。
予防接種費用は病院によって異なり幅も広いので、まずはお問い合わせをおすすめしますが、大人も子供もおおむね5000~10000円ほどのようです。
麻疹単独の予防接種のほか、風疹と混合のワクチンもあり、どちらかによっても値段が違うようですので、詳細は病院へおたずねください。
麻疹流行にネットの反応は?
出典:twitter、
まとめ
麻疹はインフルエンザよりもはるかに感染力が強く、症状も重篤でとても怖い病気です。
日本は土着のウイルス感染がない「排除状態」にあると、数年前に世界保健機関が認定しましたが、今回のように海外からの輸入感染は続いています。
自分やお子さんの予防接種歴を調べる必要もありそうです。
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