大谷翔平投手が8日、右肘の靱帯損傷(正確には右肘内側側副靱帯の損傷)で、10日間の故障者リスト入りしました。
同じくエンゼルスのリチャーズ投手が、同じ故障で、トミー・ジョン手術を避け、幹細胞治療を行いましたが果たして、短期間で回復したのでしょうか?
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大谷翔平の右肘靱帯損傷にトミー・ジョン手術は不要?
7日に、ロサンゼルスで右肘に多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受け、3週間後に
右肘の状態を診断する計画で、あくまで、復帰まで時間がかかるトミー・ジョン手術を避ける方針がエンゼルスから発表されました。
ところが、複数のMLBスポーツジャーナリストが、大谷は結局トミー・ジョン手術を受けざるを得ず、
残りの2018シーズンと2019シーズンを欠場し、復帰は2020年と予想していると報道番組で述べました。
エンゼルスのエプラーGMが「医師が推奨する生物学的処方箋で完全に治療可能であることを期待している」と、これを否定しました。
では、これまで、このようなトミー・ジョン手術を受けずに短期に復帰した例があるのでしょうか?
エンゼルスは2016年に幹細胞治療を受けてトミー・ジョン手術を避けたギャレット・リチャーズ投手の例に従うことを
望んでいると記事に書かれています。リチャーズ投手の場合はどうだったのでしょう(Wikipedia参照)。
ギャレット・リチャーズ投手の場合
ギャレット・リチャーズ投手は、2016年は5月1日まで6試合に先発して1勝3敗・防御率2.34の成績を
残していましたが、右肘痛のため5月6日に15日間の故障者リスト入りしました。
さらに5月10日には右肘内側側副靱帯の損傷が確認され、60日間の故障者リストに入りとなりました。
これは故障箇所も病名も大谷と全く同じです。
トミー・ジョン手術を受ける可能性が取り沙汰されたものの、手術を回避することになりました。
その後は幹細胞療法による治療を続けましたが、7月29日には残りシーズンを全休し、治療と休養にあてることが発表されました。
さらに、翌2017年も完全復活とはならず、6試合の登板に終わりました。
具体的に数値で見てみましょう。
エンゼルスのリチャーズ投手の成績
リチャーズ投手の治療前後の成績
2012年MLBに加入して以来ずっとエンゼルスで、毎シーズン30試合近くに登板し、
主力投手として活躍していました。
今年は、これまで、13試合に登板し、4勝4敗となっていますので、
故障から漸く2年して、復活したといえるのではと思います。
大谷が同じ経過をたどるなら、トミー・ジョン手術を受けなくても、2020年にやっと復活となる恐れがあるわけで、
回復期間のみを考えると、これではこの治療のメリットがあるとは思えません。
病名が同じであっても、リチャーズ投手と比べて、グレード2という大谷の状態がどの程度なのか、
で結果は変わるとは思いますが、そう短期間に回復するのは簡単ではないように思えます。
大谷翔平選手が故障者リスト入りへのネットの反応を見てみましょう。
大谷翔平選手が故障者リスト入りへのネットの反応
#大谷翔平 選手が故障者リスト入り。#エンジェルス のエプラーGMは「我々は大谷がトミー・ジョン手術を回避できると楽観している」とコメント。早い回復を祈るのみです。#mlbjphttps://t.co/7mpfSI1n5g
— J SPORTS 野球好き (@jsports_yakyu) 2018年6月11日
大谷翔平選手、トミージョン手術を受ける可能性が出てきた模様。
仮に手術に踏み切れば2020年シーズンに復帰と。
悪くなるなら早めに踏み切った方が本人・チームの両方にとって有益な気はするが…果たして。 https://t.co/ZvDDnL1yJJ— Ikki Kaga (@ikki_0306) 2018年6月11日
できれば大谷翔平選手はトミージョン
手術してほしくないなぁ でもレベル2なんて俺も同じだったから キャッチボールでさえ痛いはず。その中で試合で100マイル投げてるなんて やっぱり化け物だ。— 坂本 遥飛 (@ha_rut011) 2018年6月12日
大谷翔平、トミージョン手術なんかなあ、、、
2シーズンも見られへんのは辛すぎる😩— とよぴ (@chonikiii) 2018年6月11日
球宴も新人王も絶望的だし、何より活躍をしばらく見られないことがすごく残念。順調に治れば1〜2ヶ月でまずは打者として復帰でしょうか。逆にトミージョン手術となれば、今季どころか来季も厳しい…。GMのコメント通り、PRP注射で回復することを願うしかない。#大谷翔平 https://t.co/GQFqhQT4mO
— 西畑志朗 Shiro Nishihata (@NSHT_46) 2018年6月9日
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2シーズンも見られへんのは辛すぎる心配の声が多数です。今後のことを考え、いっそトミー・ジョン手術を早く受けた方がとの声もあります。
まとめ
リチャーズ投手の場合は、トミー・ジョン手術を避けたために、
早い回復につながったという結果にはならなかったようです。「医師が推奨する生物学的処方箋で完全に治療可能であることを期待している」と、
エプラーGMはコメントしていますが、トミー・ジョン手術の決定まえに、最後にPRP注射と幹細胞注射に賭けたという見方もできます。3週間後に、回復したという良い知らせをぜひ耳にしたいものです。さもなくば、
大谷二刀流活躍の熱気がここで終わり、次は2年後となるのはあまりにつら過ぎます。Sponsored Links
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