南アフリカで「リステリア菌」という細菌による食中毒のため、1年間に180人も亡くなるという惨事が報道されています。
米国でも数年前、リステリア菌が付着したメロンのため33人が亡くなっています。
日本では大丈夫なのでしょうか?
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リステリア菌が怖い!日本は無関係?
米CNNなどによると、南アフリカでこの1年ほどの間に、リステリア菌の食中毒に千人近くが感染し、うち180人が死亡したことが判明。
原因は汚染された国内産ソーセージを食べたことでした。
米国でも数年前、リステリア菌に汚染されたメロンを食べた高齢者ら33人が死亡しています。
日本の厚生労働省によると、リステリア菌は世界中の河川や動物の腸内などに広く分布しており、感染すると発熱、悪寒などの症状が出る場合があります。
重篤な事例では敗血症などを起こすこともあるそうです。
この菌は加熱すれば死滅しますが、4度以下の低温や濃い塩分中でも増殖するため、加熱せずに食べる加工肉や乳製品、メロンなどの果物には注意が必要としています。
ただ日本の厚労省によれば、健康な人の場合仮に食べてもまず発症せず、賞味期限や保存法を守れば問題ないそうです。
発生率も他の感染症に比べて低く、重症化することもまれですが、高齢者や妊婦などは念のため注意すべきだとしています。
日本のメロンやソーセージは大丈夫なの?
厚労省によると、これまでリステリア菌による日本での食中毒の報告例はない、とのことです。
日本国内では、加工肉や果物の衛生管理が厳しいこと、家庭や調理場での保存・洗浄なども外国に比べしっかりされていること、などが背景にあるとみられます。
厚労省は、リステリア菌などの食中毒の予防のためには、次のことを心がけるよう呼びかけています。
まず冷蔵庫を過信せず、食品は賞味期限内に(開封後は速やかに)食べること。
ソーセージなどはできれば加熱すること。
メロンなどの果物や生野菜は食べる前によく洗うこと。
長期間の保存の場合は冷凍庫を利用すること、などです。
ネットの反応
出典:Twitter
まとめ
最近はさまざまな感染症が世界で発生し、人類にとって脅威の一つとなっています。
リステリア菌による食中毒で多くの人が亡くなっていることも、ショックな出来事です。
しかし保存や調理、衛生面にしっかり注意していれば、どのような食中毒でも基本的には防げるわけです。
日本国内ではいたずらにパニックになる必要はないでしょう。
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