ボクシングの世界最速の2階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ選手と、WBC・WBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレス選手との対戦が、いよいよ日本時間13日に迫りました。
ロマチェンコ選手が勝てば、世界最速の3階級制覇記録となります。
ファンの間では「ロマチェンコ有利」予想が多いようですが、気になるのは二人のリーチ差。
リーチの長短は試合にどう影響するのでしょうか。
Contents
リナレスvsロマチェンコ気になるのはリーチ差
リーチとは、手を開き、両腕を左右に限度まで広げた時の中指から中指までの長さのこと。
物理的に考えて両者が同時にパンチを打った場合、リーチが長い方が届きやすいわけですから、一般にはボクシングではリーチが長い選手が有利とされています。
ロマチェンコ選手の身長は168cm、リーチは166cm。リナレス選手は身長173.5cm、リーチは176cmと10cm上回っています。
リナレスのリーチ差は有利になるのか?
ではリナレス選手のようにリーチが長い選手は本当に有利なのでしょうか。過去のデータを調べると必ずしもそうではないようです。
例えば2013年、ソー・ルンビサイ選手が当時のWBC世界スーパーフライ級王者佐藤洋太選手と対戦し、8回TKO勝ちで王座を奪いましたが、佐藤選手は18cmもリーチが長く、戦前には有利との予想でした。
ロマチェンコ選手も、過去の試合ではかなり数多くリーチの長い相手に勝っています。
2016年にロマチェンコ選手が防衛戦に勝ったウォータース選手は、リーチが185cmもあったそうです。
背も低くリーチも短いのに、全く関係なく圧勝し続けた好例としては、マイク・タイソン選手もいますね。なぜこうした例が多いのでしょうか。
ボクシング解説者などによれば、試合は離れたところからスタートするので、離れて足を使うボクシングならリーチがある方が有利なのは確か。
しかし接近戦になるとあまり関係ない様子です。リーチがあっても、上手く腕をたたむように接近してパンチを打てる選手もいたり、逆にリーチがなくても反射神経とスピードで一瞬で距離を縮めてパンチを当てる選手もいます。
つまり実際の試合になれば、有利不利を決めるのは純粋に「実力差」といえるようです。
https://twitter.com/VasylLomachenko/status/980681393494671361
https://twitter.com/elroundfinal/status/978427797550125056
ネットで視聴できる?
リナレスvsロマチェンコはネットでの視聴は生中継では出来ません。
視聴方法に無料はなく、WOWOWに有料登録することで、テレビ画面で見ることが出来ます。
録画に関しては同じくWOWOWに登録して、5/14の21時からWOWOWライブで行われ、それの場合はスマホネットで見ることが出来ます。
どちらにせよWOWOW登録することでしか、生中継を観ることはできません。
リナレスvsロマチェンコのネットの反応・予想
出典:twitter
まとめ
ボクシングはこのところ、世界的に注目のビッグマッチが続きます。
戦前の勝敗予想は楽しいものですが、なかなか当たらないところが現実の難しさを示しています。
さて13日はどうなるでしょうか。
この記事へのコメントはありません。