大坂なおみ選手がドバイテニス選手権に出場が決定しました。
全豪オープンテニス2019で全米オープンに続き、グランドスラム連覇を達成した直後の微妙なタイミングで、サーシャ・バイン(バジン)コーチとの契約を解消して世間を驚かせた大坂なおみ選手ですが、2月17日(日)から開催されるドバイテニス選手権2019で優勝できるのか?
「新チームなおみ」が優勝に向けて機能するのか、気になりましたのでまとめてみました。
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大坂なおみドバイテニスに新チームで出場する?
2019年2月17日(日)から始まる大会グレード・プレミア5の、ドバイ・テニス選手権2019に出場しますが、全豪オープンテニス2019で優勝して世界ランキングを1位にまで押し上げた大坂なおみ選手にとっては、世界1位で臨む最初の大会となります。
アラブ首長国連邦のドバイで開催されるドバイ・テニス選手権では、大坂なおみ選手は世界ランキング1位で出場するので、当然のことに第1シードでの戦いとなりますね。
このドバイテニス選手権は毎年、2月の第3週から第4週にかけての2週間にわたって開催され、女子シングルスが17日から始まる初めの週に行われますが、男子が24日から試合が行われることになっています。
ドバイテニス選手権での獲得ポイントは、プレミア5の大会ですので優勝した場合の獲得ポイントは900ポイントと少なめですが、大坂なおみ選手にとっては2018年に優勝した3月のプレミア・マンダトリー大会である、BNPパリバオープンでの獲得ポイント1,000ポイントが消えてしまうために、世界1位の座を守るためには少しでもポイントを稼いでおく必要がありますね。
世界ランキングの決定には1年間の累計獲得ポイント数で順位が決まるわけですが、1年間経過すると獲得したポイントが消えていく仕組みですので、大坂なおみ選手が獲得したポイントの中で、前年に優勝や準優勝などで大きくポイントを稼いだ大会が正念場になるわけです。
前年度獲得したポイントと同じ成績か近いポイント獲得であれば、大きくランキングを下げることも無く1位をキープできるのですが、もし初戦敗退になると世界ランキング上位のほかの選手たちの活躍次第では、1位の座を明け渡す可能性も出てくるかも知れません。
プロテニスプレーヤーにとっては、前年度に大きく稼いだ大会で勝てないというのは獲得ポイントよりも消えてしまうポイントのほうが多くなるということですので、プレッシャーのかかる大会になるということでもありますね。
そんなプレッシャーのかかる大会直前にもかかわらず、大坂なおみ選手はサーシャバイン(バジン)コーチとの契約を解消しました。
バジンコーチ抜きで優勝できるのか、不安視する声も聞こえてきますが「新チームなおみ」は順調に始動しているのでしょうか?
ドバイテニス選手権を直前にして組まれた「新チームなおみ」の陣容ですが、サーシャバイン(バジン)氏の代わりに日本テニス協会女子代表コーチである「吉川真司代表コーチ」が加わった模様です。
2月12日の時点では日本テニス協会からの派遣予定は無かったようなので、ドバイテニス選手権に合わせて、急遽吉川真司代表コーチの派遣となり緊急登板となったようですね?
ほかの「新チームなおみ」のメンバーは理学療法士のクリスティナ・スターさん、フィジカル担当コーチのアブドゥル・シラー氏と交替は無く継続のようですので、吉川真司代表コーチと合わせて新チームなおみは4名体制ということでしょうか。
もちろん4枚以外にもサポートをするスタッフもいると思うので、ドバイテニス選手権だけでなく3月のBNPパリバオープンに向けて優勝のために体制固めをして欲しいですね。
大坂なおみはバジンコーチ抜きで優勝できる?
大坂なおみ選手の大躍進にサーシャバイン(バジン)コーチが果たした役割は、相当大きなものがあったことは間違いないと衆目の一致するところですが、このサーシャバイン(バジン)コーチが抜けたことで心配する声が上がっています。
ただコーチ契約を解消した理由などを状況から推測してみると、さほど心配は要らないのでは無いかと受け止めることができそうです。
なぜかというと、大坂なおみ選手が一番の課題としていた精神面の不安定、メンタル面の弱さという課題の克服が見られたこと。
全米オープンと全豪オープンという、コーチングが禁止されている大会で、それもグランドスラム大会という半端ないプレッシャーのかかる大会で連覇を成し遂げているという事実ですね。
全米オープン後や全豪オープンの最中も、大坂なおみ選手のコーチ離れというような言動や挙動が見受けられるシーンが多々ありましたしね?
大坂なおみ選手にとっては、コーチがメンタル面を克服してくれたことで、バジンコーチ抜きでもグランドスラム連続制覇という快挙を達成できた、という自信に繋がったのではないでしょうか?
もう一つの残された課題であるネットプレーなどの技術面を、メンタル面の充実の次の課題としてもっとレベルを上げるために、コーチを変更したと見受けられますので将来を見据えると賢明な選択だったのかも知れません。
新チームなおみがドバイテニス選手権で優勝を果たし、続くプレミア・マンダトリー大会のBNPパリバオープンでも昨年に続き連覇を達成して欲しいと願っています。
メディアの反応
テレビの報道で大坂なおみ選手本人が語ったことは、「みなさんは金銭問題かもと思っているかも知れませんが金銭問題ではない」「ワタシの顔色をうかがうのではなく、ハッキリと言ってくれる人が望ましい」「吉川コーチは16歳から指導を受けていて信頼できる」というようなことを明言していましたので、次のステージへと駆け上るためにもっと技術的な指導のできるコーチを探すつもりのようですね。
新コーチの候補に名前の挙がっているのが「マルチナ・ナブラチロワ」や「クリス・エバート」といった、女子テニス界の大御所の名前。
果たして緊急登板の吉川コーチの後に、正式に大坂なおみ選手のコーチに就任するのは誰なのか?
興味の尽きないところですので楽しみにしておきましょう。
出典:twitter
まとめ
大坂なおみ選手のサーシャバインコーチとの契約解消は、日本中に波紋を呼びました。
コーチとの契約解消ということ自体は、特に驚くようなことでは無かったのですがシーズン中のこの時期に、突然のように契約解消の報道が流れたのが違和感ありありで、いろんな憶測をよび、テレビでも連日ワイドショー番組で取り上げられています。
冷静に判断すると、このたびの契約解消劇は「吉」と出るのでは無いかと思えるのですが、まずはドバイテニス選手権での試合結果が成功か失敗かの判断材料になると思いますね。
どちらにしても大坂なおみ選手を引き続き応援したいと思います。
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