FIFAワールドカップ・ロシア大会の1次リーグH組第2節、日本は最大の難敵セネガルと2-2で引き分け勝ち点1を手にしました。
試合はセネガルが2度先手をとりながらその都度日本が同点とする、追いつ追われつの手に汗握る大会屈指の好ゲームとなり、世界中が魅了。
ネットやメディアの海外の反応では「最高に面白い」「ジェットコースターのようだ」と絶賛の声が相次ぎました。
Contents
セネガルvs日本は海外でも話題に
日本対セネガルの試合は、両国ファンのみならず、海外の反応も大反響となりました。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、スーパーゴールですぐに追いついたMF乾選手を最優秀選手に選出。
英国営放送「BBC」も「日本はイヌイのゴールが素晴らしかった」と絶賛しました。
米スポーツ専門チャンネル「ESPN」は、2度も追いついたサムライブルーの戦いぶりを称え、とりわけ後半に見せた西野監督の積極采配を評価。
終盤に切り札のFWを相次いで投入したことを「あくまでも勝ちを追い求めた。試合は最後までスリリングなものになった」と褒めちぎりました。
イタリアのサッカー専門サイトも、1ゴール1アシストの乾選手と、ゲームを組み立てたMF柴崎選手、同点ゴールのMF本田選手を高く評価しました。
各国メディアや評論家もとにかく絶賛の嵐。
「日本は決して死なない」「やっぱりホンダでなければ!」「柴崎とはなんて選手だ!」「イヌイは日本にとって輝ける存在。プレーは詩的」「ジェットコースターのような試合」「これが楽しめなければ、フットボールは、あなたのスポーツではないかもしれない」などと、言葉の限りに、実力が劣るとみられた日本の健闘に驚きの声を伝えました。
センセーショナルなサッカーで世界を驚かせた日本。一般ファンの海外の反応も同じようです。
セネガルvs日本の海外の反応まとめ
出典:https://www.youtube.com/watch?v=TLS1JQ7qtpI
印象的なシーンを振り返る
初戦で勝った日本、セネガル両チームの「天王山」はめまぐるしい展開に。
まず前半11分、右クロスの処理を原口選手が誤り、GK川島選手がシュートをパンチではじくと、目の前にセネガルの「最要注意人物」FWマネ選手が。痛恨のミスによりセネガルに先制されました。
ただ同34分に乾選手の芸術的ゴール。左サイドから右足で回転させたシュートは、美しい曲線を描いて右隅に吸い込まれ、30歳で迎えた自身初のW杯で歴史に名を刻む同点ゴールとなりました。
ところがさすがはセネガル。日本の2失点目はその乾選手の油断からでした。後半、左からきれいに崩された直後、右サイドを駆け上がったワゲ選手へのカバーが遅れて鮮やかにシュートを決められ、1-2の勝ち越し点に。
しかし、日本はあきらめませんでした。
後半33分。大迫選手の右クロスが左へと流れ、セネガル守備陣がボールの動きに目を奪われた、その背後に本田選手が。
乾選手の折り返しアシストを丁寧に左足で合わせると、ボールは見事ネットに。同点とし本田選手は舌をぺろり。見たか―。
それまで国内、海外の反応で散々に言われた「盛りを過ぎたベテラン」との批判を封じるような、左足の一振りでした。
【2分でわかるロシアW杯】日本xセネガル (グループH)
常にセネガルに先制された日本。後半33分、交代で入った本田の3大会連続、日本代表最多となるW杯通算4本目のゴールでドローに持ち込む。#日本代表 #daihyo #ワールドカップ #WorldCup試合の詳細情報はコチラ↓https://t.co/R97SrFD6uG pic.twitter.com/CysnDeMnev
— NHKサッカー (@NHK_soccer) June 24, 2018
まとめ
世界のサッカーファンから「グッドゲーム」と称賛された日本対セネガル戦。
だがその一方で、痛恨のミスをしてしまったGK川島選手には、酷評、罵倒のシャワーとなりました。
日本自体が大会前は「出場チームのレベルではない」とまで酷評されていたわけですから、プロの世界はやはり結果がすべてなのだなあと、あらためて厳しさを痛感させられました。
さていよいよ最終ポーランド戦。日本は勝って、スッキリと国内と世界を見返してほしいものです。
■関連記事
この記事へのコメントはありません。