優勝おめでとう!とうとう日本人として史上初のグランドスラム制覇、全米オープン(USオープン)テニス女子シングルス決勝で憧れの女王セリーナ・ウィリアムズ選手に、6-2、6-4のストレート勝ちで勝利し初優勝を達成しました。
大坂なおみ選手が全米オープンテニス女子シングルス優勝を成し遂げたことで、世界ランキングはどうなるのか?
快進撃の理由と今後の活躍やランキング予想などをまとめてみました。「本ページはプロモーションが含まれています」
※大坂なおみ選手が全米に続き全豪オープンでも優勝し、グランドスラム連続制覇を達成しました!
また世界ランキングも1位となりました。これは日本人初、アジア人としても初となる快挙達成です!
<2019年1月28日:追記>
Contents
大坂なおみ選手が日本人史上初の快挙、全米OP初優勝できた理由とは?
大坂なおみ選手がテニスを始めるきっかけにもなったという、憧れのテニス女王セリーナ・ウィリアムズ選手に2018年3月にマイアミオープンで初めての対戦で勝利していた大坂なおみ選手は、女王との2度目の対戦が実現できただけでもとても幸せなことと、決勝戦まで勝ち上がるモチベーションになったことを語っていました。
大坂なおみ選手にとってセリーナ・ウィリアムズ選手は、幼い頃からの敬愛すべき偉大なテニス女王であり優勝を懸けての対戦には単に憧れの一言では語り尽くせないほどの想いで、全米オープンテニス決勝に臨んだことでしょう。
そんなセリーナ相手に大坂なおみ選手が勝てた理由を探ってみたいと思います。
決勝での試合結果を見れば6-2、6-4のストレート勝ちですので圧勝といえる勝利ですが、この決勝戦でのポイントを振り返るとすれば第2セットでセリーナ・ウィリアムズ選手が主審の警告に対して激怒してしまったことでしょうね。
セリーナ・ウィリアムズ選手は、自分の陣営から試合中にコーチングを受けたと、カルロス・ラモス主審に警告を受けたことに激怒してしまいました。
セリーナにしてみれば第1セットを落として、試合の流れが大坂なおみ選手にどんどん傾いていく中での警告に、腹を据えかねたのでしょうが、カルロス・ラモス主審に涙ぐみながらも抗議し主審の警告を批判しました。
カルロス・ラモス主審の警告を批判し罵声を浴びせて謝罪を求めたものの、当然のことに警告の処分は覆りませんでしたがこの批判の際に主審に対して「盗っ人」「嘘つき」呼ばわりしたうえに、その後のプレーでも感情をあらわにしてラケットを破壊するという行為が2度目の規則違反となって、主審にゲームペナルティーを宣告されてしまいました。
感情を爆発させた女王セリーナ・ウィリアムズ選手に対して、大坂なおみ選手は終始して冷静さを保ち憧れの女王であるセリーナ・ウィリアムズ選手から2度目の勝利と、日本人初の快挙となる全米オープンテニス女子シングルス優勝を手に入れました。
大坂なおみ選手の勝因はパワーやスピードだけでなく、技術面でもメンタル面でもセリーナに引けをとらずに、終始落ち着いて憧れの相手との試合に臨んだことにつきると思います。そしてコーチにサーシャバインコーチを迎えたことで彼女のテニスプレーヤーとしてのステージが格段に上がったことも勝因でしょう。
日本人史上初の全米オープン優勝で世界ランキングはどうなる?
全米オープン終了後の2018年9月10日付けの世界ランキングは、2017年の全米オープンの獲得ポイントが9月10日で失効日を迎えるために、2018年の全米オープンでの獲得ポイントと入れ替わることになりますね。
ランキングに関わるポイントの獲得は女子の場合は17大会が対象となっていますが、グランドスラムである4大大会での獲得ポイントは、それ以外のWTAプレミア大会やWTAインターナショナル大会、ITF女子サーキットと比べると格段に高めに設定されています。
大会の4つの段階ごとに獲得ポイントが決められており、1回戦の勝利、2回戦・3回戦と勝ち上がるごとに獲得できるポイントが高くなる仕組となっています。
全米オープンテニスで優勝するとランキングポイントで1000(男子は2000ポイント)を獲得しますが、いくら多くの試合に参戦しても獲得ポイントの算出対象となる大会は17大会に限られています。ただ獲得ポイントの多かった順に17大会となるので、ランキング順位を上げるには少しでもポイントの高い大会で勝利していくことが求められるわけですね。
今回の大坂なおみ選手が優勝した全米オープンでは、獲得したポイントは1000ポイントですので、8月27日現在での獲得ポイントが2245ポイントでの19位でしたが、7位にまで浮上しそうですね。
トップテン入りは大坂なおみ選手にとって初めてのこと。
日本人選手としても1995年に伊達公子選手がマークした世界ランキング4位に次ぐランクとなります。
全米オープンで獲得した優勝賞金は380万ドルですので日本円で、なんと4億1800万円でした。
賞金ランキングでは全米オープン前に10位に位置していましたが、一気にこれまでの通算獲得賞金である320万ドル(3億5520万円)を抜いてしまいましたね。
これで通算獲得賞金額は700万ドル、日本円で7億3320万円となりました。ふぅぅ~・・・。
大坂なおみ選手ネットの反応
大坂なおみ選手、全米オープンの優勝、おめでとうございます。四大大会で日本選手初のチャンピオン。この困難な時にあって、日本中に、元気と感動をありがとう。 pic.twitter.com/Myw3yG1A7J
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) 2018年9月8日
【祝🎊】日本人初の快挙、大坂なおみ全米オープン優勝の瞬間
(引用元:US Open Tennis)pic.twitter.com/GEjQQqsrsn— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年9月8日
【全米テニス】大坂なおみの優勝にブーイング 20歳の新女王が涙の謝罪「こんな終わり方ですみません」https://t.co/ane4eK09xj pic.twitter.com/WyZyHDbIow
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年9月8日
優勝カップを落としそうになる大坂なおみw 受け取ったあとのもじもじしてるところから最後の笑顔まで、もう可愛すぎるわ。#大坂なおみ #全米オープンテニス2018 #優勝おめでとう pic.twitter.com/OttApXapzg
— singeorge (@singeorgee) 2018年9月8日
大坂なおみ、トロフィー掲げる。「勝ってごめんなさい」という優勝インタビューに米国人もほっこり。#USOpen pic.twitter.com/JFphhDWM7w
— 原真子(日本経済新聞) (@nikkei_haramako) 2018年9月8日
大坂なおみが優勝したけど、閉会式がブーイングで始まるなど、試合途中で切れまくったセレーナのせいで会場中が異常な状態。
審判への態度で1ゲームペナルティで失ったセレーナに対し、よく自分を保って勝ち切ったと思う。かなり居心地悪そうだけど。
— 高橋 正樹 (@masakimeganepro) 2018年9月8日
大ブーイングの中、腑に落ちないままの試合終了で優勝が決まった大坂選手の優勝インタビューは「皆さんはセリーナを応援してたの知ってます。こんな風な終わり方でごめんなさい。
試合を見て下さってありがとうございます。私と試合をしてくれて、ありがとう」大号泣(TдT)…#大坂なおみ pic.twitter.com/WbIJUQySk6
— MHB@US生活全然慣れる気がしない (@COOLMHB) 2018年9月9日
大坂なおみ選手!!
全米オープン優勝おめでとうございます!!
あれよあれよと勝っていって、勝つたびに飄々とインタビューに応える姿が楽しみになっていました。歴史的快挙^^
錦織選手もベスト4おめでとうございます!
いつもいつも感動をもらいます。— Yojiro Noda (@YojiNoda1) 2018年9月9日
優勝者の涙。自分が勝って申し訳ないと涙ぐむ若いアスリートの姿を、また見ることになるとは。こんな想いをさせてはいけない、しかし、この経験があなたをもっともっと強く、応援者をもっともっと増やして行くことを、私たちは知っているから。大坂なおみ選手、優勝おめでとうございます!#NaomiOsaka
— Ninny(二ン二) (@wioveriyw) 2018年9月9日
#テニス の全米オープン女子シングルスの決勝で、大坂なおみ選手が元世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズ選手(アメリカ)に6-2、6-4で勝ち、四大大会のシングルスで日本テニス史上初となる優勝を果たしました! https://t.co/KidNufe6UC #がんばれニッポン #USOpen pic.twitter.com/4DDfFY1Pn1
— 日本オリンピック委員会(JOC) (@Japan_Olympic) 2018年9月9日
【New】大坂なおみに破れ、全米オープン優勝を逃したセリーナ・ウィリアムズ。
試合では3度の警告を受け、審判に「ズルをして勝つんだったら、負けた方がマシ」と詰め寄る場面もありました。 #USopenhttps://t.co/jxLYtocZzm
— ハフポスト日本版 (@HuffPostJapan) 2018年9月9日
全米オープンテニス 女子シングル決勝 大坂なおみ優勝
大坂なおみ表彰式インタビュー質問に無いことを語らせてください。
観客の皆がセレナを応援していたのを知っています。
こんな終わり方でごめんなさい涙を流して語っている。心が優しい
— test_tsuzuki (@test_tsuzuki) 2018年9月8日
【大坂なおみのココが好き❣️】
1.優勝後号泣しながらバナナを食べちゃう
2.トロフィーを片手で持って落としそうになっちゃう
3.トロフィーの中身が気になって開けちゃう
4.激似のオカン#大坂なおみ #NaomiOsaka #USOpen pic.twitter.com/tHF2p4g1rH— 大坂なおみ🏆応援アカウント (@Gryffindor369) 2018年9月9日
出典:twitter
大坂なおみ選手まとめ
全米オープンの観客の大半が出産復帰後の女王、セリーナ・ウィリアムズ選手が優勝することを期待していたためか、かわいそうに、表彰式が始まると観客席からのブーイングが浴びせかけられました。
ブーイングに涙を流す大坂なおみ選手を、準優勝となったセリーナが肩を抱いて慰めても、硬い表情のままの表彰台でしたね。
日本人史上初の全米オープン優勝という偉業達成に、インタビュアーから感想を求められた大坂なおみ選手は「ちょっと質問じゃないことを語ります。みんな彼女(S・ウィリアムズ)を応援していたのを知っている。こんな終わり方ですみません。ただ試合をを見てくれてありがとうございます。本当にありがとう」と勝ってしまって、観客の期待を裏切ってしまったとの、異例ともいえる想いを口にしました。
そして対戦者である憧れのセリーナにも「プレーしてくれてありがとう」と、お辞儀をしながら感謝の言葉を述べました。
ブーイングを浴びせていた観客たちも、この彼女の予想外の言動を目の当たりにして、大坂なおみ選手の想いが伝わったのかブーイングも止み、静かになったように見受けられました。
そんな気づかいのできるところが、本当に日本人としての大坂なおみ選手らしいな、と感じました。
2020年の東京オリンピックで日本人代表として、日の丸を背負って活躍してくれるでしょう。
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