米メジャーリーグ(MLB)の今年のオールスターゲームが日本時間18日午前、ワシントンDCで開催されます。
きら星のようなスーパースターが揃い、1試合だけの「夢対決」を行います。
投手で注目される一人が、ヤンキースのエース、ルイス・セベリーノ投手。
セベリーノ投手の球種や経歴は?同僚の田中将大投手とはどんな関係なのでしょうか?
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セベリーノの球種
セベリーノ投手は1994年、ドミニカ共和国生まれの24歳。
球種は、最速101マイル/h(時速163km)、平均約97マイルの剛速球フォーシームと、平均80マイル台後半のスライダー、チェンジアップを持ちます。
長いイニングを投げる先発投手で、平均97マイルを投げるのは、MLBでも最速クラスだといわれます。
セベリーノ投手は、2015年にニューヨーク・ヤンキースでメジャーデビュー。
2017年シーズンに大きく才能を開花させます。初めてシーズン通して先発として投げ、規定投球回をクリア。
チームトップタイの14勝、防御率2.98、奪三振230と、エース格として大きく成長を遂げました。
2018年は名実ともにヤンキースのエースとして開幕投手に抜擢されるなど、抜群の活躍ぶりです。
前半戦終了時点で、早くも両リーグトップの14勝。防御率2.31、144奪三振と、昨年を遥かに上回る成績を挙げて、自身2度目のオールスターにも選ばれました。
そんな将来の「超大物」感漂うセベリーノ投手ですが、今シーズンは2度、大谷翔平選手と対戦がありました。
最初の4月の対戦では、セベリーノ投手が投げた97マイルの内角の剛速球を大谷選手が見事に捉え、ライナーで突き刺すソロホームラン。
「もう彼の内角には投げないよ」とセベリーノ投手も脱帽の様子でした。
その約1カ月後の再戦では、言葉どおり徹底して外角攻め。さすがの大谷選手も捉えられず、1四球だけと抑え込まれました。
Your Hurler of June is on the mound tonight as he looks to stay sizzling hot. #SevySeason pic.twitter.com/Zc5ACvGM8z
— New York Yankees (@Yankees) July 7, 2018
セベリーノと田中マー君との関係
セベリーノ投手は、メジャー昇格当初から田中将大投手とは同僚であり、よき後輩でもあります。
5歳上で日米で豊富なキャリアを持つ田中投手のことを、若いセベリーノ投手は大変慕っているそうです。
メジャー2年目の2016年、セベリーノ投手は壁に当たります。防御率5.83、シーズンでも3勝8敗と打ち込まれることが多く、大きく負け越しました。
セベリーノ投手は能力は高いものの、若さゆえ投げ急ぐことが多く、一度ピンチを招くと制球を乱してしまうなど「メンタル面」のコントロールに悩んでいたそうです。
そこで、キャンプなど一緒にトレーニングする機会の多い田中マー君に相談。
田中投手は「冷静さと落ち着きが投手にはとても大事な要素だよ」と助言し、ピンチにはプレートを外すなどして、自分の間を取り戻すことの大切さを教えたそうです。
そして3年目の2017年には、セベリーノ投手はチェンジアップなどの球種を増やし、田中投手の助言通り自分の間を作ることにも専心。その結果が現在の成功につながっているともいえそうです。
#SevySeason on the national stage. @LuisSeverino94 pic.twitter.com/OozhrKCIiF
— New York Yankees (@Yankees) July 8, 2018
セベリーノの海外の反応
出典:twitter
まとめ
MLBオールスターの先発投手は、アリーグが左腕セール(レッドソックス)、ナリーグはシャーザー(ナショナルズ)両投手の顔合わせで、同じ2人が2年連続というMLB78年ぶりの珍事となります。
セベリーノ投手もアリーグの2番手、3番手あたりに登場しそうです。
今年は超強力アリーグ豪華打線対ナリーグ投手陣が見所ですが、ナリーグ打線もホームランダービーを劇的に制したハーパー選手が乗っています。
「セベリーノvsハーパー」も必見の対決となりそうですね。
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