サッカーのJ1ヴィッセル神戸は、W杯ロシア大会スペイン代表のMF、イニエスタ選手を完全移籍で獲得したと発表しました。
サッカー界の世界的スーパースターの電撃移籍で、年俸約30億円の複数年という、これまたJリーグでは信じられない超大型契約。
Jリーグ草創期に「伝道師」として来日したジーコ選手以来の、日本サッカー史上「最大級の事件」だとファンは大興奮です。
「イニエスタ移籍」の凄さやエピソードとは?
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イニエスタの凄さとは?例えも話題に
スペインの英雄イニエスタ選手。サッカーファンにとっては「神様」に近いのですが、一般の人には正直あまり馴染みがありません。
今回の移籍がどのくらいの凄さなのか、ネットでは、サッカーを知らない人にも分かりやすく伝えようとさまざまな例えが出され、話題になっています。
例えば、一般の主婦や女性など向けには「おかあさんといっしょの新しい体操のお兄さんに内村航平」「トランプが米国大統領を辞めて神戸市役所に転職」「NHKのど自慢にレディー・ガガが出る」など。
野球ファン向けでは「(元ヤンキースの)ジーターが引退前に日本の球団に来た感じ」や「(エンゼルスの主砲)プホルスがNPBに来る」。
「ドラマ『相棒』の新パートナーがディカプリオ」「ジョニー・デップが月9ドラマに主演」「文学部のうちのゼミに紫式部が来る」「運動会の保護者リレーにウサイン・ボルト」などちょっと暴走気味の笑える表現もあり、盛り上がっています。
ではその経歴や凄さのエピソードとは?
Recién llegado a Barcelona después de 3 dias increíbles! Gracias a todos!!! @vissel_kobe @hmikitani
Just landed in Barcelona after 3 amazing days! Thank you all!!! pic.twitter.com/7t98D6ES3j
— Andrés Iniesta (@andresiniesta8) May 26, 2018
イニエスタの凄さが分かるエピソード
イニエスタ選手は現在34歳。スペインの国内リーグ2強といわれる世界屈指の名門クラブ、バルセロナの下部組織で成長した生え抜きです。
2002~03年シーズンからトップチームでプレーし、今季まで16シーズンで4度の欧州チャンピオンズリーグ優勝など計32個ものタイトル獲得に貢献しました。
W杯はドイツ大会から3大会連続で出場。2010年の南アフリカ大会決勝では、延長戦で母国を初優勝に導く決勝点を挙げる大活躍をみせました。
身長171cm、体重68kgと小柄で、足も特に速いわけではないイニエスタ選手。ではどこに凄さがあるのでしょうか。
イニエスタ選手の持ち味は卓越したボールコントロール、鋭い状況判断とゲームの読み。
攻守の中心選手として活躍し「バルサのエンジン」「手品師」とも称されました。
特に攻撃面では、ボールを保持して細かいパス回しで相手を崩す、チーム戦術に欠くことのできない1人です。
屈強な相手DFを鋭いステップやターンでかわし、DFの間に走り込む同僚のスーパースター、メッシ選手やネイマール選手に「ここを通すか」というミリ単位のパスでアシストするエピソードは、数え切れないほど。
ミドルシュートも得意でリーグ戦通算35ゴールを記録しています。
優れた技術と判断力で、流麗なスペインのパスサッカーをけん引したスターなのです。
Gran paso hacia el objetivo final! Empieza la cuenta atrás, 9 partidos!! Força Barça! pic.twitter.com/YJuXt23eTU
— Andrés Iniesta (@andresiniesta8) March 18, 2018
イニエスタの凄さのネットの反応まとめ
出典:twitter
まとめ
イニエスタ選手獲得で感じるのは、クラブを運営する楽天の巨額投資戦略です。
J1クラブの平均営業収益はイエニスタ選手の年俸とほぼ同じ36億円。
楽天はプロ野球チームを持つほか、米プロバスケNBAの日本国内放映権獲得など、スポーツ界で存在感を増しています。
イニエスタ選手はSNSのフォロワーも膨大。世界的な認知度向上や顧客の取り込みには、楽天として最適との経営判断のようです。
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