FIFAワールドカップロシア大会準々決勝で、自国開催の1996年優勝のイングランドがスウェーデンを2-0で下し、90年大会以来28年ぶりの4強を決めました。
ロシア対クロアチアは延長・PK戦の末クロアチアが勝利。この結果、準決勝はイングランド対クロアチア、フランス対ベルギーの組み合わせとなりました。
さて快進撃のイングランドを牽引するのが若き主将、ハリー・ケイン選手。
大会得点王にも王手をかけているハリー・ケイン選手のスピードや評価は?
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ハリー・ケインのスピードや技術の評価
ハリー・ケイン選手は英国生まれの24歳。所属するプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーでは、下部組織からの生え抜き選手です。
現在では押しも押されもせぬ、トッテナムそしてイングランド代表のエースストライカーです。
プレーのスタイルは、ビルドアップの基点として周りのサポート役に徹すると同時に、冷静なフィニッシュワークでゴールを量産していく、まさに「ザ・ストライカー」。
188cmと大柄な体格を生かしたボールキープはもちろん、場所を問わずファンタスティックなシュートを右足、左足、頭と満遍なく、いとも簡単に決めてみせる高い技術が評価されています。
ハリー・ケイン選手は、必ずしも凄いスピードやドリブル技術を持つわけではありません。今大会のスピードスターで最速32.4km/hを記録したフランスのエムバペ選手と比べても、ケイン選手は25km/h。
ただ守備もできる万能型で、とりわけシュートの精度は高評価。プレミアリーグでも15~16年、16~17年の2季連続得点王になっています。
ところでハリー・ケイン選手は、イングランドの「英雄」ベッカム氏が設立したフットボールアカデミーのメンバーだそうで、同氏がケイン選手11歳のときの写真をインスタにアップ。「ハリー、このW杯でチームを導くことになったことを祝福するよ」とコメントしています。
https://twitter.com/HKane/status/1010432269226532864
W杯の活躍 得点王になるかも
ハリー・ケイン選手は今大会の得点王にもかなり近づいています。
準々決勝時点で6点でトップ。既に前回大会得点王のロドリゲス選手(コロンビア)の数字に並び、近年では最も多い2002年日韓大会の「怪物」ロナウド選手(ブラジル)の8点も射程圏内。あのアルゼンチンのマラドーナ選手が3大会かけて達成した6得点にも並んでいます。
ハリー・ケイン選手は1次リーグのパナマ戦でハットトリック。試合中のPKのキッカーを務めているのも強みで、6点のうち3点はPKです。
7点目を奪えばロナウドに次ぐ2人目の快挙となります。スピードでは圧倒する現在2位のルカク選手(ベルギー)は4得点。
準決勝、決勝で追いつけるか、ケイン選手が逃げ切るか、得点王争いも見ものです。
ではハリー・ケイン選手のネットの評価は?
ハリー・ケインの評価まとめ
出典:twitter
まとめ
出そろった4強の顔ぶれを見ると、やはりファンも予想の声が多かった通り、攻守とも総合的にバランスのとれたチームが進出しているようです。
その意味で「万能型」のケイン選手も、イングランドの好調さを象徴するといえるのかもしれません。
準決勝、決勝と見逃せない名勝負になりそうですね。
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